校長あいさつ


~夢に向かって挑戦し続ける山南生~
自立への挑戦【本当の優しさを見つめよう】

 

 今年の本校のスローガンは「自立への挑戦~本当の優しさを見つめよう~」です。

 中学生は在学期間である3年間で実にさまざまな経験をします。いわば「挫折」とそれを乗り越えた先にある「成就感」、その繰り返しで自分自身を大きく成長させるのです。

 そのためには、周囲にいる大人(教師・保護者・地域の方々)が生徒たち1人ひとりの特性を十分に理解し、その子どもに適した関わりを提供してやる必要があると考えます。

 その結果、生徒たちは中学校卒業とともに社会へ出て行く日を迎えます。現在では多くの生徒が進学し、さらに多くの知識・技能を身につけていくのですが、そこは義務教育の場ではなく、あくまでも自己選択した学びの場となります。もちろん、なかには就業することを選択する生徒もいます。

 違う言い方をすれば、生徒たちには卒業と同時に自立して社会と関わっていくことが求められるのです。

 その段階までに生徒たちの人格を高めていくためには優しさだけでなく、いわばあたたかな愛情に裏打ちされた「厳しさ」も必要となる場合があります。私はそのことを「本当の優しさ」という言葉に込めました。

  この1年間、本スローガンとともに本校の校訓である「健康・友愛・忍耐」を基盤として、校是である「成就(成し遂げる)」を本校に関わりのある生徒、教職員、保護者、そして地域のみなさまや関係機関とともに実感していただけるよう精進して参りますので、どうぞよろしくお願いします。

 

  

令和6年4月    
宍粟市立山崎南中学校長